『たのしいRuby』に期待する

本屋さんをぶらついているとき『たのしいRuby』が目にとまった。

500ページちかくあるぶあつい入門書だ。

副題に「Rubyではじめる気軽なプログラミング」とある。

Ruby」といえば松江市在住のまつもとゆきひろさんが開発したプログラミング言語だ。

2,3年まえに梅田望夫さんの本によりはじめてその存在をしったぐらいで、

具体的な知識はまったくない。


梅田さんによると、

「世界のオープンソース・コミュニティにおいて、

日本人で最も尊敬されている人物は、まつもとひろゆきであろう」

というのだからすごい。


とはいえ、わたしはこれまでプログラミング言語なんかにまったく興味はなかった。

そんなことが自分にできるともおもわなかったし、その必要もなかった。

でも、必要だからやるのではなく、おもしろそうだからいじってみる、

というのもひとつのりっぱなきっかけである。

この手の本は、あるうちにかっておかないと

すぐ手にはいらなくなる(ような気がした)ので、

すこしまよってからレジにもっていった。


「はじめに」をよむと、

Rubyは、プログラミングをたのしくするためのプログラミング言語です。(中略)

本書は、今までプログラミングというものをしたことがない、

という方でもRubyの使いこなし方の一端がつかめるように、

ていねいな解説をおこなっています。(中略)

自分でHTMLをいじったことがある、

というくらいの人なら活用できるとおもいます」

 

とある。まったくわたしむきの入門書みたいだ。

以前CSSスタイルシート)をつかってこだまのサイトをかいたとき、

なかなかたいへんではあったけどすごくたのしかった。

Rubyをしることで、おなじようなたのしさ・おもしろさを味わえるような予感がある。

Rubyをつかってなにかをしようというわけではない。

ただプログラムをかいてみたいだけだ。

プログラマーでもオタクではないわたしに、

Rubyのおもしろさをしることができたらありがたい。

『たのしいRuby』に期待している。

(吉田 淳)