フットサルを体験する

仕事がらみでフットサルの会に参加する機会をえた。

今年度はじめての会ということで、

参加者全員が自己紹介をしてから練習がはじまった。


5分間走とストレッチの準備運動につづいて

サーキットとドリブルのトレーニングにとりくむ。

タイマーをつかった丁寧なストレッチと、

サッカーのにおいのするサーキットが雰囲気をもりあげる。

そのあと4チームにわかれ、7分のゲームを3セットずつおこなった。

あこがれのビブスもつけた。


スイマーとしてあまやかされてきたわたしの足首は、

体育館でのはげしいうごきにすぐにいたみをうったえる。

たった7分のセットなのに、

足がとまり、ボールをみおくることがおおくなった。

サッカーのJリーグや全代表の試合をみて、

なんだかんだえらそうなことをいうわりに、

わたしのフットサルの技術はたいへんにおそまつだ。

パスミスばかりでチームのメンバーにもうしわけなかった。

でも、ボールをおいかけ、

ゴールをめざすことはすごくたのしい。

どうしようもないほどへたくそでも、

7分間ボールをおいかけることは、

はしったりおよいだりするのとは全然ちがうよろこびだ。

圧倒的におもしろく、気分がいい。

とにかくぜんぶがたのしくてすてきな体験となる。


最後にクールダウンのストレッチをすると、

からだのいたみとともに充実感をあじわった。

「たたかった」充実感だ。

またこのたのしさにひたりたい。

こだまでもチームをつくって

どこかの事業所と試合をしたいと

かなり本気でかんがえる。

へたはへたなりにたのしめるという

フットサルの魅力をしることができた。

(吉田 淳)