ブルーベリージャムづくり

ブルーベリーをたくさんいただいたのでジャムをつくる。

といっても、つくり方をよくしっているわけではない。

砂糖の量を配偶者にたずねると、

「ブルーベリーと同量」という。

彼女は栄養士なので、

すんなりしんじて砂糖をはかるといかにもおおい。

配偶者もなんだかおかしいとおもったようで、

「半分くらいの量からスタートしたら」、

とアドバイスしてくれた。

結果的にはそれが正解で、

「同量」というのは

どうも「あんこ」の場合みたいだ。


火加減についてもよくしらない。

弱火でながい時間かけるのがもっともらしい気がしたので、

ブルーベリーに砂糖をのせて、一番ちいさな火にかける。

アンナ・カレーニナ』でキティが野イチゴのジャムをつくるとき

そうしていたような気がしたのだ(単なるおもいちがいかも)。

でも、あとでネットでしらべると、

ある程度の火力で短時間(20分ほど)にしあげるのが一般的なようだ。

それでも、ブルーベリーの品質のよさにたすけられ、

なんとかジャムらしいものができあがった。

トーストにつけてたべるとすごくおいしい。


7月には梅ぼしを5キロつくったし、

8月はこうしてブルーベリージャムを手にいれることができた。

ミソはポレポレにお世話になりながらも

立派な手づくりだ。

なんだかすごくていねいに生きているような気がしてうれしくなる。

だんだんに、手づくりの品をふやしていこう。

50歳になったらはやばやと隠居して、

お米や野菜を自給していくのが

わたしの人生の設計図だ。

(吉田 淳)