うちのオカン
私たち姉妹はオカンの事を「お母さん」とか「オカン」と呼ばず名前でよびます。
親戚がいても、おばあちゃんがいても「尚ちゃん」と呼ぶのでオトンにはいつも「家以外では
ちゃんとお母さんと呼びなさい!」と注意をうけています。でもとっても友達のように仲よし
なので何か重要なお願いをする時以外は「お母さん」とは呼べなくなっています。
先日、白米が嫌いな私が「美味しい水で作られた美味しい玄米」をたくさんもらって帰り保管
していたのに・・・「そろそろお弁当ように炊いておこう!」と思ってその私の玄米を
探したのですが・・・家のどこにも玄米の姿はありません!1 仕事から帰宅したオカンに
尋ねると「えっ!精米しちゃったよ~。今食べてるし・・・」と「ま~いいわねっ!また黒田のマルマンで
買っておいでよ。」ビックリです。また、お土産でいただいたクッキーも箱の中のを1通り食べて自分の
好きなのを全部食べた後に「コレとコレはすごく美味しかったよ!」と満足そう。美味しかったの
なら1つぐらい残しておいてくれても・・・。他にもたくさんおかしな事をしてくれるオカンですが
先日久しぶりに「あ~やっぱりオカンだな~・・・」と思う出来事がありました。それはたいした事では
ないのですが・・・少し私が凹んでいた時のことです。なかなか家に入れず玄関前からず~っと宍道湖を
眺めていました。2時間近くボ~っとしていたので変だと思ったのでしょう。メールで「大丈夫?」と一言。
玄関先にいるなら声かければ・・・と思われるかもしれませんが私の性格をよく知っているオカンの気づかい
だったのだと思います。しばらくして家に入り自分の部屋に入ると1冊の本が置いてありその上にメモが・・・
「頑張りなさい・・・。この本を読んだら少しは変われるかもよ!!ゆくりでいいから読みなさい。」と
書かれていました。何だかオカンのさりげない優しさに涙してしまいました。本の題名は今は書きません。
ちゃんと読んでからまた報告します。ちょっと変わったオカンですが今まで迷惑をかけてきた分これからも
時には友達のようにでも「オカン」だから大切に・・・と思っています。 三上