新年に何を思う

 2024年がはじまりました。 若い職員に、今年の目標はなんですか?と不意に聞かれました。 新年を迎え、新鮮な気持ちになって、年始の決意や目標を掲げてと思いますが、年を重ねると、あまりそういうことに気持ちが向かなくなっています。とはいえ現状維持とは言い難く、課題ややるべきことは、山のようにあります。それらをなんとかこなそうと思うようにすごすのは、なんだかしんどいなあという気持ちになってしまいます。 なので、若い人たちの前向きな気持ちを聞くと、こちらも元気をもらうので、今年はいっぱい人とお話をしてゆくことを大切にする一年にしたいと思います。

 

 こだまで仕事をしていると、いろんな人から相談を受けます。そんな立場になっているからでしょうか。その中でも、若い職員から、自分の仕事ぶりや、将来についてのお話を聞くと色々こちらも考えさせられます。そして、本当に自分の経験上でしか話をしてあげることができません。 私の話は、あくまでも私の人生上であり、正しいアドバイスでもないような気がしています。 私は、いつも成功しているわけでもないし、何事も前向きに捉えて生きてきた訳ではありません。だけど、そんな風にいろんなことを考えて生きてきたから、こんなやつになれたんだと、思うようにしています。

 

 色々したいことや夢や目標があって、それが叶っても、叶わなくても、それも人生だと思います。 その選択肢で、得たことを考えた方が、はるかに自分の人生の糧になったと思うようにしています。 どんな選択をしても間違いはないし、回り道をしても、どんなに失敗をしてもいいと思いますし、願わくばそんな自分が活かされる場面があればそれでいいと思います。 おおいに悩んで、答えの出ない毎日でも、考えることが大切だと思います。 自分だけで解決しないことは、自分がこの人なら相談できる!と思える人を必ず見つけておくことがとても大切だと私は思います。 みなさまにとって、実りある一年となりますように。川上