どストレートに

こんにちは、川上です。さて、早くもこだまに戻って3ヶ月が過ぎました。いまだ慣れないことも多くありますし、やるべきことを抱えてなかなか形にできず苦戦しております。でも利用者のみなさんと触れ合う中で、いろんな気づきをさせてもらい、関わったことで、おおっ!と思える表情や言動があるととても心踊り、うれしくなる毎日です。

 

そんな中、旧知の職員にこんなことを言われました。

「川上さん、私は川上さんを信頼しています、それがなぜかわかりますか?」

あまりにもどストレートすぎる質問に、適当な答えもすぐに浮かばず、

「え?なぜなんですか?」と質問を質問で返してしまいました。

 

そうすると「その頃(色々混乱していてたいへんだった)利用者の対応を、一緒にものすごく時間をかけて、いろんなことを考えて、試して、取り組んだじゃないですか」「そんな利用者さんがたくさんいたあの頃、あの経験を一緒にしてたからこそ、今の自分がある、だからなんです」と教えてくれました。

 

確かにそういえばそうだ、ものすごくミーティングを重ねていたのを思い出しました。ただ一人の利用者だけの対応だけでなく、それを取り巻く環境設定、他利用者や作業活動との兼ね合い、導線、いろんなことを考え、準備し実践していた…。

夜遅くなることも当時はしばしば、すごく負担をかけていたと、いつも申し訳なく思っていました。でもそうやってともに過ごしていたことが、私を信頼するというより、その職員にとって「糧」となっていたことが、私としてはすごく嬉しいことでした。

 

今その職員はとても堂々としています。利用者に寄り添うと、周りの空気を一気に明るくした。若手の職員がちょっとしたミスでショックを受けているときは、次の支援に支障がないようフォローを頼むと、みなまで言わなくともわかってくれた。そして利用者への関わりで、何気ないちょっとした変化をとても嬉しそうに話してくれる…。

 

これまでもこれからも、利用者への支援を真摯に取り組みたいなあと思います。でも成功も失敗も、いろんな経験をすることがとても大切です。自分自身を磨きながら、振り返る。そうしていくことで、利用者のみなさんが楽しく、いきいきとすごせてもらえたらと思っています。川上