夕方のミーティングで
作業展開について職員数名が議論をかわしていました。
最近では
あらかじめきめられた作業をしてもらうのではなく、
何種類か用意した中で選んでもらう形をとっています。
でも、いつもおなじ人がおなじ作業になりやすかったり
その日の気分によって作業にむかない時がある
そんな時にどうしたらいいの?
無理矢理してもらうためでなく、自分で決めて
自分で作業することを大事にしていたはずなのに。
かならず時間いっぱい作業をすることが正しいのか
作業を休みたいといえたことが正しいのではないか
議論はつきません。
でも、ある職員が言いました
「利用者にあわせて考えてみる」
いつでもこだまは、利用者視点でものごとをすすめていくことを大切にしています。
だから、形態を考え直すことが私たちにできることなのではないかという結論になりました。
もっとみんなが選びやすい方法を編み出すことが大切なのでは。
たまにはみんな同じ作業をするような流れをつくる。
時には、「この作業やってくれたら助かるなあ・・」なんて作業の交渉をしてみて、利用者がどんな反応の示すか・・なんてこともいいのかもしれない。
作業をこなし、販売し、収益をあげ、給料をもらう
これらはとっても大事なことですが、
それだけでなく、「人間らしさ」みたいなものって
どうやって育てていくのか?
ある程度決められたパターンでこなしていくことも大切だけど、
いろんなことをしてみて、いろんなことを感じて
いろんな反応がでて、
失敗して、成功して、嬉しくなって、悲しくなって
くやしかったり、つぎはがんばろうとおもったり。
だからこそ人間じゃないのか。
そんなその人の「らしさ」がでる活動をしていきたいねと話がおよびました。
「目からうろこがおちました」とある職員は言いました。
既存の形にとらわれすぎず、柔らかい、そしていつも新鮮な気持ちで、すてきな支援ができていくといいなあとつくづく思うのです。
川上