死の淵からの生還トンネル

      〜前回のブログ「渡部版”死を覚悟した瞬間”のつづき〜

 

「絶対火は消すんだ!社長や家族には迷惑をかけてもいいのか!バカたけし!!」

 

と爆発的な想いが湧き起こると同時に、僕は火の中に向かって頭からヘッドスライディング

を敢行した。そして、そのまま全身をゴロゴロと回転させながら、次次に現れる火を消しにかかっていった。その結果、奇跡的に”火”は全て消えてなくなった。

 

僕の人生の中でも最強の格闘戦は、奇跡的な返し技により、僕が勝利を手繰り寄せた。

(ちょっと、イラッとするほど大袈裟な表現かも( ^∀^))

ほっと一安心して座り込んでいると、強い視線を後方に感じ取った。振り返ると”社長”が驚いた様子で僕を見つめていた。

そして、「たけちゃん、大丈夫か?怪我はないか?」と声をかけてくれた。

このような状況においても、僕の失敗を咎めるどころか、僕の身体を心配をしてくれる

社長の心優しき姿勢に大きな感銘を受けた。感動した。涙が溢れた。

その後も、僕の「これ以上は迷惑はかけれませんので辞めさせてください。」

という申し出に対しても、

 

「何を言ってるの。たけちゃんには たけちゃんにしかできない仕事があるから、辞めてもらっては困るんだ。最終日まで頼むよ。」

 

と救いの言葉を投げかけてくれた。この経験があるからこそ、今の自分が存在する気がする

その優しき恩師も もうこの世にはいない。

数年前、突然、この世から旅立たれました。

僕は誓う。この社長のような人間を目指す

まだまだゴールが遠いが、本物の優しさを持てる、そして実際に救いの手を差し伸べられる人間を目指して・・・渡部

             次は おぼん子煩悩の二児の父 奈良井さんです( ^∀^)