二重跳び

 少しまえから2階でドスンドスンと

床が抜けるような大きな音が響いて

いました。

 

息子が縄跳びの練習をしていたのです。

普通に跳ぶのは何て事ないようです。

綾跳びも片足跳びも跳べると自慢気でした。

 

でも…二重跳びが跳べず、毎日練習を

していたようです。

 

何度も何度も跳んでいました。

でも、跳べなくて「くそっ!!」と

唇をかみしめていました。

 

何度も「なんで俺は跳べないんだ!」と

涙を流していました。ライバルのお友達は

何回も跳べるのに自分が跳べない事が

すごく悔しい様でした。

 

天気の良い休日に2人で外で練習しました。

「お母さんは二重跳びできる?」と聞かれ

「出来るよ!たぶん…」と言うと縄跳びを

渡されました。ドキドキでしたが、

体は覚えているものですね!

 

19回も跳ぶことができました。

それを見た息子はまた悔しくて、

頑張って練習していました。

 

その日は跳べませんでしたが、翌日

学校で跳べたそうで帰宅報告の電話で

嬉しそうに報告してくれました。

 

今では最高が15回だそうです。

でもまだ私に負けているので悔しい

そうで、次の休みの日に競争をしようと

言われました。

 

負けてなるものかと思ってはいますが…

体が重いので…負けるかもと思っている

三上でした。

 

ひとつの事に一生懸命になっている姿

悔しくて涙している姿を見てきたので

できた時の笑顔がすごく輝いて見えました。

 

挑戦できること…私も何か見つけようかな。