「３．１１あの日から２年 福島のいまを知っていますか」
というテレビ番組を見ました
住み慣れた土地と自宅を残し避難生活をつづけ
「家に帰りたい」という高齢の両親のために
この２年の間 少しでも自宅に近い土地へと 何回が引っ越すうちに
お父さんは体調をくずし亡くなられ
葬儀の日に お母さんも急に亡くなられました
のこされた息子さんは悔しくて やりきれなくて 涙を流されます
自宅の除染作業ででた汚染物質を
やむなく自宅の庭に埋めることにした女性が
「ここは野菜を作ったり花を植えていました しかたありません」と
肩をおとして作業を見つめる姿がありました
もし我が家に同じことがおきたら
そう考えながら番組を見ていると
住み慣れた土地と家で 家族と一緒に 暮らしていること
それだけで ありがたい とおもいながらも
胸がくるしくなりました
あれから２年
忘れてはいないけど
ちゃんと今を知ろうとおもいます
岩田
