ツナガルセカイ

以前、とあるマンガに書いてありました。

「他人を信用しなければ、裏切られることはない」と。

仲間の裏切りにあったとしても、はじめから信用していなければ裏切られたと感じることはないという意味です。

確かにそうですが、それでいいのでしょうか。

ひとは一人では生きていけません。

誰かの協力なしでは生きていくことは不可能です。

そのために、相手を信じて助け合い、協力し合って生きていくのです。

たとえ裏切りにあっても、それは一つの結果です。

そこに至るまでの道のりには、相手を信用したからこそ見える景色があったはずです。

信用したから出会える感動があるのです。

裏切られる苦しみを回避するために、他人を信用しないというのは、もったいない生き方だと思います。



とあるドラマではこんなセリフがありました。

「人と関わるから孤独を感じるんだ」

人との関わりによって、人のぬくもりや思いやりを知り、それがなくなると孤独を感じてしまう。

だったら、はじめから人と関わることをしなければ孤独を感じることもない、ということでしょうか。

果たしてそれでいいのでしょうか。

孤独とは、『寂しいもの』

ではなく、『一人で考えることができるとき』

と考えればよいのではないでしょうか。

それなら、孤独は回避する対象ではなくなり、受け入れることができるものになりそうな気がします。

孤独を避けるために人との関わりを絶つなんて、そんな悲しい生き方は考えたくありません。



全国では自然災害による被害で、困っている人がたくさんいます。

誰かの助けを待っています。

人はひとを求めるのです。

「信じること」と「関わり」は、この世界においてなくなることはありません。

今がそのときではないでしょうか。



以上、「先に言っておきますけど、別に病んでないですからね」と前置きした方が良さそうな八壁でした。

明日は、心もキレイな久保田さんです。