2017-04-16

 息子が『お母さん、なんであの人は

白い棒を持って歩いてるの?』と

歩行者さんを指差した。


毎朝、保育所へ行くときに視

覚障害者の女性とすれ違います。

その女性を見ての質問でした。


『彼女は目が見えないから、あの

白い杖を動かして段差や、穴、

歩くのに邪魔に生るものがないか

を確認しながら歩いているんだよ』

と伝えました。


『ふ~ん…。』と言ったまま黙って

しまいました。私の説明が悪かった

かな?伝わらなかったかな?と

不安になりましたが、少しすると

また話始め


『でもさ~ぁ、白い棒でこうやって

歩いていて怖くないのかな~ぁ?

オレ、穴とか分かんないかもな~ぁ。

あの人すごいね~!』と。

確かに…。私も白杖で歩きなさい

と言われたら、ちゃんと歩けるか

わからないし不安です。もちろん、

訓練されていると思いますが。

ホントにすごいですね。

『今度、目をつむって歩いて

みようか!』と息子が言うので、

家に帰ってから階段を歩かせて

みました。どうだったか聞くと

『オレ、怖くて目を開けちゃった』

と素直に話してくれました。

そして先日の朝です。保育所

行く途中で横断歩道にその女性が

止まっているのを見つけた息子が

『お母さん。止まってあげて!』

と言いました。停車すると息子が

『渡っていいですよ!』と車の中

で言ってました。

『良かったね!安全に渡れたね!』

と嬉しそうに話している息子をみて

嬉しく思いました。

 最近は『なんで○○っていうの?』

『○○って何?』と質問がどんどん

難しくなってきて少し困ってますが

出来るだけ彼に分かる言葉で伝えないと

と思っていますが、いつも言葉につまり

ます。


伝える人に分かりやすく伝える

ってホントに難しいな~ぁと感じ

ている山岡でした。