息子が『お母さん、なんであの人は
白い棒を持って歩いてるの?』と
歩行者さんを指差した。
毎朝、保育所へ行くときに視
覚障害者の女性とすれ違います。
その女性を見ての質問でした。
『彼女は目が見えないから、あの
白い杖を動かして段差や、穴、
歩くのに邪魔に生るものがないか
を確認しながら歩いているんだよ』
と伝えました。
『ふ~ん…。』と言ったまま黙って
しまいました。私の説明が悪かった
かな?伝わらなかったかな?と
不安になりましたが、少しすると
また話始め
『でもさ~ぁ、白い棒でこうやって
歩いていて怖くないのかな~ぁ?
オレ、穴とか分かんないかもな~ぁ。
あの人すごいね~!』と。
確かに…。私も白杖で歩きなさい
と言われたら、ちゃんと歩けるか
わからないし不安です。もちろん、
訓練されていると思いますが。
ホントにすごいですね。
『今度、目をつむって歩いて
みようか!』と息子が言うので、
家に帰ってから階段を歩かせて
みました。どうだったか聞くと
『オレ、怖くて目を開けちゃった』
と素直に話してくれました。
そして先日の朝です。保育所へ
行く途中で横断歩道にその女性が
止まっているのを見つけた息子が
『お母さん。止まってあげて!』
と言いました。停車すると息子が
『渡っていいですよ!』と車の中
で言ってました。
『良かったね!安全に渡れたね!』
と嬉しそうに話している息子をみて
嬉しく思いました。
最近は『なんで○○っていうの?』
『○○って何?』と質問がどんどん
難しくなってきて少し困ってますが
出来るだけ彼に分かる言葉で伝えないと
と思っていますが、いつも言葉につまり
ます。
伝える人に分かりやすく伝える
ってホントに難しいな~ぁと感じ
ている山岡でした。