外はきもちいいよ
うつや精神障がいにまつわること、
あるいは、ひきこもりや発達障がいなどについて
インターネットなどを通じて情報を集めていた。
と、偉そうにいってみるが興味関心があるだけで、
実際はそうではないかもしれないが。
たまたま、動画が紹介されており、
テレビ番組のドキュメンタリーなどをいろいろ見ていた。
そこから、YouTubeにとび、関連づくようなテーマなどが
自動的にラインナップに乗るので、
気づいたら手当たり次第にみてしまう。
そして気づいたら、
「探偵ナイトスクープ」をみていた。
その依頼は50代のひきこもりの男性だった。
世の中から取り残されてはいるものの、とっても愛嬌のある人物だった。
一念発起してなにか人の役にたちたいと、彼は言う。
同じくして、引きもりになっていると言う
とっても太った室内犬がでてきた。
知らない人を寄せ付けないし、ものすごく散歩をいやがり、困っていると飼い主は言う。
さきほどの男性は、とっても動物が好きだということもあり、
その犬と合わせる事になった。
しばらく二人きりにして、モニターで探偵と飼い主が様子をみる。
知らんぷりを決め込んで、まったく反応をしめそうとしない犬に対し、
その男性が
「散歩にいこうよ」
「たまには外の空気をすったほうがいい」
「お外は気持ちいいよ~」などと声をかける
その姿をみていると、「いやいや犬じゃなくてあんただよ」と思わず誰もが突っ込みたくなる。
でも、その優しい声かけに、同じ気持ちがわかるもの同志なのか
犬は心を開き、なんとも、二人で問題なく散歩にでかけてしまうのだった。
なんだか最初は笑ってしまったものの、
心温まるストーリーに思いがけず感動を覚えた。
笑いの力って、福祉の力ととても似ている。
みんなが元気になること、人を幸せにする力が宿っている番組だと思った。
もちろん局長は涙していた。
川上