試作

昨年、クリスマスプレゼントで企画した「森のつみ木」は、

小さなお子さんを持つ方から、とても好評いただいています。

私のこどもたちは、

どうぶつのミニチュアをつみ木で囲んで、動物園のようにして遊んだり、

思い思いに並べたり、重ねたりして「なにか」に見立てて遊んでいます。


つみ木は、遊ぶ子どもたちにとって、「想像させる力」をたくさんもっています。

こどもたちそれぞれで、つくる形にはその人の数だけあります。

決して「正解」があるわけではありません。

自由に発想して遊ぶことにおもしろさがあります。


私も、小さい頃ブロックなどで遊ぶことがとてもたのしかったことを思い出しました。

見本の冊子が着いていたブロックより、

何にも説明書がないものの方がよく遊んでいました。

「こうしないといけない」にとらわれてしまうと、答えはひとつしかないのでおもしろくありません。だからでしょうか、そういう種類のブロックや遊びには興味をひかれませんでした。


大人になった今でも、そういう感覚は残っているような気がします。



2月1日より、天神まめな館にて生活介護の作品展示会をする予定です。

森のつみ木もリニューアルして展示します。


前回自分たちでは作れなかった、つみ木のパッケージの試作を作りました。

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前回は山田さんのアイデアで、かわいいきんちゃく袋ができました。

その時も「木の箱がいいね」とはいっておられたけど、時間がなくてできませんでした。

先日、床下に使ういい板をたくさんもらい、それでつくることができました。

生活介護の職員と試作を重ね、3つめでようやく自分たちのなかで納得できる形になりました。利用者のみなさんのおしごとになりそうです。


最初のなんて思いばっかりで本当に形がひどく、今見るとわらってしまいます。

この箱に、蝶番をつけてデザインをいれて宝箱風にしたいねと話しています。

しっかりみんなの意見をいれてもう少しで完成です。


子どもたちがこれをみてわくわくしたり、遊んでいくうちに大切な宝箱にしてくれたらな~と願いながら、この「試作」に磨きをかけたいと思います。川上