最高の一時

昔の懐かしき知人との再会ほど胸躍る瞬間はない。

たまたま時期が重なっただけなのか、それとも必然なのか

先週、今週と、前職場時代にお世話になった知人が立て続けに松江に来てくれた。

知人と言っても、僕にとっては大先輩であり

人間的にも仕事の面でも遠く足元には及ばない雲の上の存在。

本来なら気軽に夕食を共にできるような立場にないのかもしれない。


今回のブログでは、そのうちの一人で

約30年もの前に広島で共同作業所を立ち上げ

利用者に寄り添った支援を第一線で実践してきた男性について話をしたいと思う。


その人は、松江に来ると、必ず、僕にも声をかけてくれる。

一番の来松の理由は大親友の山田さんに逢う為なのだが

なぜだか、こんな僕にも声をかけてくれる。

親心以上と思えるほど心配をしてくれ、そして、たくさん褒めてもくれる。

やさしい眼差しで・・・。

と、思いきや突然、表情が変わり厳しいアドバイスが飛んでくる

まるで「広島の山田さん」のような存在だ。


もちろん、雲の上の存在の方なので再開した瞬間は緊張はしている。

しかし、時間が進むにつれて

雰囲気が盛り上がり、笑いで会場が包まれる。

最高に楽しい時間だ。


山田さんを含めた昔の仲間たちが集い

思い出話に花が咲く。

苦労した事も今となっては全てが良い想い出だ。

胸がワクワクと踊り、ついつい酒が進む。

もちろん、将来に向けての真剣な話にもなるし

個人的な相談にものってくれる。

楽しいだけではなく、仕事を含めて自分を見つめ直せる貴重な時間帯。

(永遠に続けばいいのになあ。)と真剣に思える。

しかし、必ず別れの瞬間は訪れる。

その時は、必ず、握手を交わし

「また会おうね。」と声をかけてくれる。

その場にいるみんなと握手を交わす。

自然と笑顔がはじける。大きなパワーが注入される。


今度はいつ会えるだろうか?

その時にはもっともっと成長した自分を見せたい。

                          渡 部