成人式への想い

先週の日曜日に松江市で「成人の祝い」が開催されました。

こだま利用者の新成人の一人である男性も出席を希望され、僕もヘルパーとして同行させていただきました。記念すべき日の朝は、天候にも恵まれ、またオミクロン株の県内感染の影響も気にはなりましたが、無事に会は開催される運びとなり、ほっと一安心。彼にとって、そしてお母さんにとって、この日は特別な日であり、今までの自分自身への労いと自分たちで掴み取った明るい未来に向けてのスタートとなる記念すべき日。ですから、僕としても、必ず今日の日を無事に迎えられる事を心より願っていました。

その男性は、お母さんと一緒に、まずはこだまに来所。新調されたスーツを見にまとい、その出立ちは、立派な成人男性であり、来所された瞬間、その場の仲間達全員が「かっこいいー素敵です。惚れてしまうやろ💌」と歓声が上がる程のイケメンぶりでした。

まずは、お母さんと二人での記念撮影です。二人の柔かで幸せいっぱいの笑顔が印象的でした。

会場へ着くと、すぐに松江市の担当者の人が案内をしてくれました。

「会場はこちらですが、もしマスクを着けるのが難しければ、別室を用意していますがいかがですか?」と遠慮がちに聞かれました。僕は不覚にも一瞬、迷ってしまいました。「う〜ん

どっちが彼にとって正解なのだろう?声が出てもマスクを外しても堂々と参加できる場所がいいのだろうか?いやいや。その為にヘルパーの僕が付き添っているではないのか。堂々と同じ松江市の新成人としてこのメイン会場で参加するべきはずだよきっと。それにこの前、コーヒー担当の職員が嬉しそうに言っていた。練習の成果でコーヒー作業の間、長らくマスクをつけられるようになりました。と報告があったはず。」と思い返し、自信を持って「大丈夫です。

このメイン会場で参加します。」と返答しました。(ありがとう😀メガネ君)

彼は、一度もマスクを外すこともなく、立派な姿で成人式に参加しました。

 

この経験は、彼にとっても、そして来年以降、新成人を迎える後輩やその家族にとって

大きな大きな財産になったはずです。そして、僕にとっても・・・   渡部でした。

 

次は いつも心は新成人の奈良井さんです