地域で生きる

毎朝、こだまからショップみけねこに向かう道で

とびっきりの笑顔で手を振ってくれる人がいる。

車が違っていいても、必ず見つけてくれる。

見つけると、ニコッと笑いながら、

大きな手を広げて、おはようのあいさつをしてくれる。


前職の利用者がグループホームから

職場に向かうためバス停でバスを待っているのだ。

15年前に前職を辞めるときには、

グループホームでの生活を始めたばかりだったが

力を付け、バスに乗って松江駅で乗り換えをして

職場に向かっているようだ。

すごいなー、年とともに必要な力を付けていくんだ!と

改めて感じさせられ、

今の支援も大切なのだが、

3年先、5年先、10年先を予測した支援を

考えなければなーと思わされる。


ある朝、バス停で待っているところへ

おばあさんが後から来られた。

すると、二人がおはようの挨拶を

交わしている場面も見た。

すっかり地域の一員に成長している光景を見て

本当に頼もしく、

地域で生きていくという

言葉を思い起こした。


            山田