利用者の視点

ここのところ日がみじかくなって、

夕方のヘルプの仕事に向かう頃には、車のライトをつけるようになった。

なんだか、ものさびしい気持ちになるのだが

この時期が毎年待ち遠しい。

作業所で仕事をするようになってから

毎年のように、クリスマスプレゼントを企画してきた。

今年は、どんなおもちゃにしようかな・・と考えているときが

一番幸せな時だ。

最近は、あまり作る時間がなかったのだが

ここにきて、少しづつ時間を見つけて作る用になった。

早起きになったので朝の時間を使っている。

7時になるのをまって、糸のこを動かす。

早く出来上がりがみたいので、仕上げは雑になる。

それでも、思い通りのものができると嬉しい。

さっそく、由美子先生に見せて「どう?」と聞く。

「良いんじゃない!」

これで終わってしまう。もっと何か言ってほしいのに

一言だけ・・・・。


そんなある日、こだまで作ったものを見てもらっていると

「これ、利用者さんに良いんじゃないですか」と一言。

そんなふうに考えたことがなかったので新鮮だった。

いつのまにか、自分の楽しみだけになっていて、

みんなにどう使ってもらうかといった考えが抜けていた。

2、3日たって利用者が使えるものを作っていくと

確かになじんでいる。

すごい着眼点だとあらためて助言をしてくれた

職員に感謝している。

いつも利用者の視点を忘れないように!

肝に銘じておく!

          山田