泣くことについて

僕は、泣く事が嫌いです。

なぜかといえば、自分が自分を否定するようで

極力、泣かないようにしていました。

「強い自分でありたい」

そう思って生きてきました。

しかし、近年は考えが変わって来ました。

泣くこともありかな?そう思うようになりました。


いつもいろいろな事に気をつかいながらも

自分の存在価値を求めてきて突き進んできました。


耳を塞ぎたくなるような悲しい事件や、自然災害、そして、身近な問題等

最近では、自分のよくわからない価値観に左右される事もなく、度々号泣しています。

泣かずにはいられません。

悲しくて悲しくて自然と涙があふれでてしまします。

以前の僕では考えられない事です。

しかし、涙を流すことで自分の汚い欲求が洗い流せるようで

生まれ変わった気分でその日の朝を迎える事が出来ます。

幸せなことかもしれませんが

結局、それは自己満足の世界に浸っているだけの事で

実際、被災された方や

事件に巻き込まれて日々苦しまれている方を

直接救えているわけではありません。


本当に大切なことは

行動に起こす事です。

もう一歩の勇気が僕にそなわればと思い続けています。

                           渡 部