最近のカイト
最近、家に用があって電話をかけると必ずと言っていいぐらいカイトが出る。
「もひもひ・・・」とっても自信のない小さな声で話すカイト。
親や妹なら声で私だと気づくのだが・・・さすがにカイトは声だけではまだ
「私」だとは気づかない。
「カイちゃんですか?」と聞くと小さな声で「う~ん・・・。」と言った後に
すぐ「ばば~ぁ!!でんわ~!」とオカンに代わる。
そしたら電話の向こうで「だから出ちゃダメでしょう!」と怒られている。
私にしたら可愛いから怒んなくても良いのに・・・と思うのだが、
それは家族だから思える事なのかなとも思った。
きっと自分がオカンの立場であっても怒ってしまっているだろうな・・・。
たまに調子が良いと「だれ~?」と聞いてくるので「私だ!!」というと
「だれかわからん!」と小さな声で言う。でチョットかわいそうになって
名乗ると・・・「ちーちゃん!何しちょう?もう帰ってくる?・・・」と
一気にテンションが上がる。そして質問攻めが始まる。
昼でも朝でも必ず「もう帰えってくる?」と言われるから笑える。
「帰らんよ!」というと電話の向こうで「ちーちゃんまだ帰らんって!」と
自慢げに大きな声を張り上げている。電話に出る時もそれぐらい大きな声を出せばいいのに・・・。
家に帰ると玄関に飛び出してきて「ただいま!」と迎えてくれる・・・。
「お帰りでしょ!」というと「あっ!そ~か!」と笑っている。
で私の部屋に入ってきて「遊ぼう!」という。何もなくなった広い?部屋は
彼にとっては絶好の遊び場になったようで、バレーボールでサッカーをしたり、
布団を敷いてマット運動をしたり・・・とそこまでは可愛いし楽しいが・・・
テンションが上がると仮面ライダーごっこになる。それは私には辛いし痛い。
そして飛びはねるのでいつも妹やオカンに怒られてしまう。
「また怒られちゃった。」と半分笑いながら反省をすることなくすぐに
とっても疲れるけどいつも私の帰りを楽しみに待っていてくれるので嬉しくて、
ついついカイトのペースに合わせてしまう。だから私も一緒に怒られている。
そんなカイトだけど妹の七海にはとても優しくお兄ちゃんらしくなった。
時々「ちーちゃん!七海がお腹減ってるって!おっぱいしてよ」と無茶な事をいってくるけど・・・。
そんなカイトも10月には七五三。きっと今以上にお兄ちゃんになるんだろうな~と
カイトの成長を楽しみにしている三上でした。