熱中人・・・?

 先日のテレビで、劇団ひとりが演じる棟方志功の物語をみた。

これまでにもテレビの物語になっているので内容に真新しさは無かったが

奥さんに視点が置かれる展開に、なぜか自分のこれまでの生き方を投影して面白く見た。

 破天荒な志功の生き方に翻弄されながらも、それを許し支えていく奥さんの姿が

『あれ、我が家といっしょ!』と思わず絶句。

隣の由美子先生もうなずいている。


 熱中すると周りが見えなくなって、自分の思いだけで突っ走ってしまう志功、

志功ほどの情熱の表現はできないものの、

『あれ、自分のこれまでも志功と一緒だ』とまたまた絶句。

やっぱり、由美子先生もうなずいている。


『仕方ないわね、自分の良いようにしたら』といつも言ってもらってきた。

結局反対してみても、自分の思いのままにしてしまうから、なのだそうだ。

自分ではそうは思っていないのに・・・。

やっぱり周りが見え無くなっているのだ。

こんなことに気づいているのに、また同じようなことをしてしまう。



 それにしても、棟方志功の役は西田敏行が最高。

同じ東北人だから、台詞が自然に聞こえるからかもしれない。

少しぽっちゃりの風貌も共通する。

 

           イエローカードちょっと前の山田