やっとてにいれたもの

わだば、ゴッホになる

のセリフで有名な棟方志功

毎年棟方の版画を印刷したカレンダーを

作っている会社がある。

和紙に印刷されているので本物のようにみえる。

個人的に版画が好きなのと

東北なまりの飾らない話し方に

人間的な魅力を感じ、

いつか本物の棟方が欲しいと思っている。

しかし、なかなか手が出る金額ではない。

そこでいつの頃からか、本物そっくりな

カレンダーが欲しいと思っていた。

今年もカレンダーの季節になって

カレンダーを作っている会社のホームページを

みていると、会社での直接販売はしていないものの

一部を東京の本屋さんで販売していることがわかった。

早速、娘にお願いすると

手に入ったとの連絡がある。

長い間、欲しいとほしいと願っていたものが

やっと手に入った喜びは、何事にも

変えがたい出来事になった。

あまりの喜びように娘は

LINEのスタンプで絶句と送ってきた。

今は手に届くのを今か今かと

待つ日々を送っている

やっと手に入れたものを待つ山田