嫁・姑

 敏夫さんのお母さん 姑は今入院中です。

病院にいくと昔話をよくしてくれます。

 お母さんは北海道生まれです。

お父さんは北海道庁アイヌの人たちに食料を調達する担当をしていた役人だったそうです

「私はおてんばだったからねーいろんなことやってきたから」

冬にはスキーもしたそうです。なんの不自由のない生活だったそうです。

 第2次世界大戦がはじまり、ロシアが攻めてくるとのことでお母さんの両親の故郷である松江に疎開したそうです。

 敏夫さんのお父さんとは見合いで結婚したそうです。

 お花の先生をし、油絵をたのしみとってもおしゃれです。

 それにくらべてがさつでセンスもない私は、めがねにかなう嫁ではなかったと思います。

神奈川県で暮らしていた私たち家族は、1歳になる長男をつれて松江にきました。

 子育てにめいっぱいの私に「順子さん。ちょっと薄化粧したほうがいいよ」と。

若い頃だったので「そんなこといわれても」と反発もしました。でも今思えば。

 いろんな事を教えてもらいました。お花も教えてもらいましたが、途中で挫折。

もっとまじめに教えてもらっていたらと後悔しています。

 先日姉が見舞いにきた時、「嫁達がよくしてくれてねー」といってくれました。

病気で苦しいのに心づかいができるすばらしい人だなとあらためておもいました。

 元気になってほしいと願っています。

                              仁宮

 ※前回の花の名前ですが、まだわかっていません。

ひきつづきしらべます。アオヤギバナがよくにていますが。