伝説の勇者②

最近、痩せたと言われる余村です。全く痩せておりませんので、喜んで良いのか複雑です。

前回の続きです。

温泉の室内にアブが入ってきて、ざわついたその時でした。

ある一人の女性のふくらはぎに、アブが止まったのです。

私は「ふくらはぎにアブが止まってますよ!」と女性に伝えました。

すると女性はこう答えました。

「じゃあ私がこのまま外に行って、アブを逃してきたら良いね。」

私は心の中で『勇者者や、伝説の勇者や!』と歓喜しました。

少しすると女性は室内に戻ってきました。

女性のふくらはぎに付いていたはずのアブは、いなくなって、、、

あれ?まだアブしっかり付けてるやないか!!!

私だけでなく、みんなこう思ったはずです。

『何で戻ってきた?』

それどころか女性と一緒にもう1匹アブが入って来ました。アブは計2匹に。

さらに女性の手には、ハエたたき。

『いや、どこから持ってきた?』

女性は私に「わたし老眼だから!」とハエたたきを渡してきました。

伝説の勇者の情報量の多さに困惑した、山奥の温泉の出来事でした。