こんなときどうしたら

こんばんは。ほんそごの細川です。

先日9/21~9/30の10日間は、全国秋の交通安全運動が実施されました。
秋分の日を過ぎ、日が暮れるのが目に見えて早くなりました。今年の冬は大雪になるなんて話も聞きます。これからの季節、ドライバーの皆さんは夕方早めのライト点灯を心がけて、雨雪凍結の道はいつも以上に安全運転に努めましょうネ。

さて、なぜこの話題を選んだかというと、実はつい先日交通事故に遭遇したのです。
仕事を終えて帰宅する途中、信号のない道路上で数台の車が停まっており、何やら騒然としている様子でした。これはおかしいと思い、私も車を停めて近くへ行ってみると、フロント部分がへしゃげた車が中央線をまたぐ状態で停まっており、両側車線を塞いでいたのです。すぐ近くにはドライバーと思われる若い男性が落ち着かない様子で電話をかけておられました。声をかけようと近づいてみると、男性は鼻血を流しながら、どうやらご家族へ電話をかけている様子でした。周囲を見ても人はいるけど誰も通報している様子がなかったので、急いで119番に通報しました。救急の方に必要なことを伝えて電話を切った後、落ち着かない様子で動き回っている男性に、路肩の安全な場所で座っているように伝えました(鼻血以外は特にケガはなさそうでした)。その頃ちょうど帰宅ラッシュの時間だったこともあり、続々と後続車が来て渋滞が起きていました。急いで自分の車から発煙筒を持ってきて、後続の車に事故を伝えました。その後は救急車が来るのを待ちながら、警察へ通報しました。しばらくすると警察と救急車が到着して男性は搬送されていき、私も目撃者として警察に聴取された後、なんだかんだ1時間ほど経ってから帰宅しました。翌日男性のご家族から連絡があり、男性は鼻の打撲だけで済んだとのことで安心しました。
この日もかなりスリリングな経験をしたのですが、実はこういう事態に遭ったのは社会人になってからもう4回目になります。車が用水路に頭から転落している事故現場に遭遇して通報したり、土手の上から酔っぱらい運転の自転車が転落してきて救急に通報したりなどなど、なぜか通報の経験だけは積んでしまい、この日も自分でも驚くくらいに冷静に動くことが出来ました。

さて、ここまで長々と書いてきましたが結局何が言いたいかというと、『事故に遭遇したら、もしくは当事者になってしまったら、こんなときどうしたらよいのか?』意外と皆さん知らない方が多いようです。実は前職で交通事故現場に関わる仕事をしていた経験もあり、↓のことを口酸っぱく言われてきましので、僭越ながらご紹介いたします。
①まずは負傷者の救護(救護活動)
②被害の拡大を防ぐ(道路における危険防止措置)
③警察への通報

①は何よりも優先して行います。負傷者の確認、救急車を呼ぶ、できる範囲での応急処置を行います。何よりも人命が第一です。
続いて②です。事故現場に後続車が突っ込んできたら大変なことです。事故の二次被害を防ぐために、事故車両を安全な場所に移動させ、三角表示や発煙筒を利用し交通事故を後続車に周知する措置です。
③ももちろん必要なことです。事故の当事者である場合に(加害者・被害者に関わらず)これを怠ると刑罰が科せられる場合があります。①②とともに義務として課せられるものです。

もちろん事故を起こさず、事故に遭わず、加害者にも被害者にも目撃者にもならないことが一番幸せなことではありますが、いつどこで起こるか分からないのが交通事故の怖いところです。もしもそんな場面に自分が遭遇してしまったら、そのときは落ち着いて冷静に行動をしましょう。このブログの記事が、その一助にでもなれば、嬉しく思います。

長々と失礼しました。
明日は渡部さんです。
おやすみなさい。