ある朝、利用者さんをお迎えに行った。
いつも玄関にある利用者さんの靴がない。
お母さんが
「靴がないですね~。〇〇さんの家に行ったみたいですね~。」と言われた。
〇〇さんの家にお迎えに行った方がいいかなと思ったが、話を聞かせてもらうと、その利用者さんは、四件先のお宅に行き、そこに居る94歳のおばあちゃんの部屋の日めくりカレンダーをめくってあげたり、ゴミ出しを手伝ったりしているそうだ。
その元保健師だというおばあちゃんは「うちに来ている間は心配しなくていいよ」とお母さんに言ってくださっているそうだ。
そんなお話を聞いているうちに本人が戻って来た。とってもいい表情だ。
こだまに行く車中で、その利用者さんとおばあちゃんのやり取りを勝手に想像してホッコリとした気持ちになった。おばあちゃんと一緒にコタツに入りながらみかんでも食べて居たりするのかなぁとか…
理想的なご近所物語だなぁ~と思った朝だった。
日野
明日は曳野みどりさんです