昨夜のホタル観賞会での話です。
ポレポレでは、いつも丁寧にそして自分のペースでしっかりと仕事をされている利用者さん。
昨夜、川沿いの真っ暗な道をこれまでに見たこともないくらいの全力疾走でかけてくるではありませんか!
腕には一匹のホタルがとまり、手のひらの中に一匹の光るホタルを優しく握って。
今日はポレポレの利用者さんのグループ支援があり、彼も一緒だったので
「夕べはなんであんなに全力疾走だったの?」と聞くと、
「同じポレポレの仲間や、車椅子の利用者さんに早くホタルを見せてあげたくて!お父さんが下のほうにたくさんホタルがいるよと教えてくれたので、取りに行ったんです」と話してくれました。
普段はマイペースな彼の必死な走りの裏に、誰かを思いやる優しいきもちがあったことを知り、とてもあたたかい気持ちにさせてもらいました。
もう一つ、これは今日のグループ支援でイオンに行った時の話です。
「もうすぐ父の日だからプレゼントを買おうかな?」と、一人の利用者さんが箸を手にされました。
「どれがいいかな~?お父さんが持ちやすいのは…」とプレゼントされたお父さんの身になって箸を選ぶ彼女の優しさ。
柄の素敵さよりもまずは使う人の気持ちを考えることができるなんて素敵だな~と思いました。
彼女が最後に選んだのは、大黒柱とシールが貼られたとてもしっかりとしたお父さんにピッタリの箸でした。
この週末は利用者さんの優しいきもちに教えられた気がします。
その優しさや気遣いを見習わないといけませんね。
くぼた 明日は新見さんです