松江を代表するマラソン大会に利用者さんの
伴走者として参加した時のことです。
いつもの雰囲気ではない場所や人混みに
不安一杯の利用者さん。スタートまでの時間も
なかなか落ち着けない様子でした。
スタートしてからも、調子を上げる事ができず
いつものように歩けませんでした。
何度も座り込む利用者さんに『頑張ろう』と言う
声かけと飲みものや飴を食べて少し休憩を入れてから
また歩き出すを繰り返し、完走する事が出来ました。
ゴール出来た時は凄く嬉しかったです。
でも、ゴールするまで、座り込まれる度に
『もう限界かな』『リタイアした方がいいかな』と
何度も何度も思い考えました。同時に『彼女は完走を
望んでるのだろうか?』『もう走りたくないと
思ってるのではないか?』と。
結果はみんなに『頑張ったね!』『凄いね!』と声を
かけていただき利用者さんも『頑張った』という
達成感を感じて頂けたのかもしれない。
振り返るとあの時はどうだったんだろう?と思う事が
多々あります。利用者さん一人一人をよく知り
不安を感じることないように環境などを整え
支援したいと改めて感じました。
来年も同じ様に大きなイベントに参加する時は、
今回の事を教訓に、待ち時間などの過ごし方
イベントまでのスケジュールを考えて
いきたいと思いました。 山岡