2017-03-31

 松江を代表するマラソン大会に利用者さんの

伴走者として参加した時のことです。

いつもの雰囲気ではない場所や人混みに

不安一杯の利用者さん。スタートまでの時間も

なかなか落ち着けない様子でした。

スタートしてからも、調子を上げる事ができず

いつものように歩けませんでした。

何度も座り込む利用者さんに『頑張ろう』と言う  

声かけと飲みものや飴を食べて少し休憩を入れてから

また歩き出すを繰り返し、完走する事が出来ました。

ゴール出来た時は凄く嬉しかったです。

でも、ゴールするまで、座り込まれる度に

『もう限界かな』『リタイアした方がいいかな』と

何度も何度も思い考えました。同時に『彼女は完走を

望んでるのだろうか?』『もう走りたくないと

思ってるのではないか?』と。

結果はみんなに『頑張ったね!』『凄いね!』と声を

かけていただき利用者さんも『頑張った』という

達成感を感じて頂けたのかもしれない。

振り返るとあの時はどうだったんだろう?と思う事が

多々あります。利用者さん一人一人をよく知り

不安を感じることないように環境などを整え

支援したいと改めて感じました。

来年も同じ様に大きなイベントに参加する時は、

今回の事を教訓に、待ち時間などの過ごし方

イベントまでのスケジュールを考えて

いきたいと思いました。        山岡