MayIhelp you?
先日、島根県邑南町に行ってきました。
何の為にか、、、といいますと、、、邑南町は、島根県で初めていえ山陰では初めてウッドスタート宣言をする町という事で、赤ちゃんから始める木育と題して東京おもちゃ美術館の多田館長の記念講演かあったからです。
多田館長さんのお話しは、ユーモアに富んでいて楽しく、また様々な現状を数字を交えたりもしながら分かりやすく話して下さいました。
日本は、地球上で三番目に森林率が高い国であること、ただ普段様々な恩恵を受けている森や林、樹木の存在が森林率が高い他の国に比べると四分の一しか活かされていないことなど実情を交え話して下さいました。
木が与えてくれるさまざまな恩恵は、非常に大きく、中でも、フローリングを厚さ三センチの杉の木の床にすると小さな赤ちゃんは、居心地が良く泣く事があまりないとの事でした。また、寒い冬でも床暖房などがいらない、テーマパークなどでは15分で帰りたがるお父さんが一時間以上そのお部屋にいるなど、、、居心地の良い空間は、人の心を穏やかにするのだなと感心したと共に、、、
以前保育現場の研修であった、、日本は、環境(室内空間など保育室)で満たされない所のカバーを人的環境が頑張る事でフォローするために人への(保育士)負担が大きくなるという報告を思いだしました。
人ががんばる事は、大切な事ではありますが、、、もしも、構造や空間が良い場となるのなら、、人の精神、心や身体の成長にかなりの影響がある事を学び
、人的環境、物的環境、環境が与える影響の大きさをとても考えさせられます。
理想ばかりでもいけないかもしれませんが、心や身体に影響を与える環境について今一度振り返りつつ、穏やかになれる空間をつくりだす努力をしたいなとも感じました。
このほかにも多田館長さんのお話しで印象に残った事は、沢山あるのですが、、、、、
ここからは、私たちの仕事にとても関係のある事でもありますが、、、
日本の歩道には点字ブロックがとても充実しているのだそうです。確かにどこにでもあるのを見かけます。
ところが、福祉先進国のフィンランドには点字ブロックはあまり普及していないらしいのです、、。
なぜなのでしょうか?
それは、フィンランドでは、100m歩くと必ず二人くらいのかたが必ず『may l help you?』と声をかけてこられるそうです。
人の心の中のユニバーサルデザインという事の大切さを話され納得したと同時にやはりさりげない優しさと思いやりが日常の営みに必要なのだと改めてかんじさせられました。
盛りだくさんをまとめきることができず、、。
中途半端なブログになりましたが、、、。
May I help you? 大切な一言のように感じます。
コマンタレブー←言ってみたかっただけの近藤でした。
次は、梶野さんです。