すこし前のことですが・・。

児童精神科医佐々木正美先生が亡くなられたとききました。

前職の時に講演を聴く機会をいただき佐々木先生のお話しを聴きました。

佐々木先生の著書に、『子どもへのまなざし』という本があります。

(ご存知の方も沢山あるかと思いますが)

先生の醸し出される雰囲気は、穏やかさと優しさと強さを併せ持たれている

とても素敵なDrという感じで。。。

本の題名にもある『まなざし』という言葉がピタッとくる瞳をされていたよう

に思います。

私自身は、保育士をしていたことから佐々木先生がおっしゃっていた愛着形成

と安心感というフレーズがずっと心に残っていて『人間』として生きてい

く上で一番大切で全てのことに関わってゆく『礎』となる部分ではないかな

と今でも思っています。

最近よく昭和昭和と言われたりしますが・・・。

昨日の勉強会で聴いた山田さんのお話しの中にも、地域の中でおばあち

ゃんが身近にいる障がいを持っておられる方のことをよく理解して、さりげな

くその方が出来る事をお願いされていたという話しがあったりして

なんかそうだな~~昔は、身近な大人に見守られている安心感と理解し

わかってくれている誰かの存在があったなーと思い起こしました。

親は、日々忙しく働いていたけれど、、、距離的に離れているという

状況があってどこか離れていても繋がっていたという安心感(愛着関係が出来

ていたという自信)があったようにも感じました。

前職の時、、、同じ部屋にいても、親子は個と個で身近にいるのに『おかあさ

ん』と呼んでも振り返ってもらえない事や携帯を持たされている子どもの姿な

ど様々なケースを思い出しました。。

携帯電話などなく人と人とを介して向き合ってコミュニケーションを取る事が

当たり前だった昭和の頃・・・地域の中にも、家庭にもまだ『愛着』と『安心

感』があったように思います。

(もちろんそれぞれの家庭環境や事情はあるでしょうが・・)

うーん昭和ってなかなかよかったよねって思っている私です。

(ただ新人類といわれた世代に属していたと思いますので古き良き昭和とは

少し世代が異なりますが・・・わたぼうしコンサートは、知っています)

なんだかとりとめの無い内容になりましたが・・・。

愛着と安心感からゆるぎない本当の信頼が生まれるのだと思っている

コンドーです。

明日は、久保田さんです。