きづきがかたちになること2

「最近、私仕事がたのしいです」

あわただしい支援のつかの間、

職員がそんな風に話しかけてくれた。


聞くと、以前に私が書いたブログを読み、

「ああ、そうか私もそうやって動けばよかったんだ」

と気づいたのだと。


先輩や同僚などから、支援の改善について

こんなものが形作りたいなあ、

あるといいなあと言われたことを

心に留めて、すぐに形にすることを

心がけているそうなのだ。


確かに、ここ最近、

新しい支援のアイテムや補助具が

すぐに形づくられるようになった。


利用者のみんながうれしそうにそれらを扱い、

自信をもって取り組めるようになったり、

得意そうにしているのをみていくうちに

また次の想像・創造をしていくエネルギーがもらえる。


「作ってよかった」

そういった良い循環に入っているのだろう。

だから「楽しい」のだと。


かさねてその職員は、

「私の目標なんです。あの人みたいになるって」

と、それに気づかせてくれた同僚にとっても感謝していた。


職員の間にも、良い循環が生まれている。

専門用語的に言うと

これが「エンパワメント」というやつだ。

私も楽しくなってきた。

川上