「最近、私仕事がたのしいです」
あわただしい支援のつかの間、
職員がそんな風に話しかけてくれた。
聞くと、以前に私が書いたブログを読み、
「ああ、そうか私もそうやって動けばよかったんだ」
と気づいたのだと。
先輩や同僚などから、支援の改善について
こんなものが形作りたいなあ、
あるといいなあと言われたことを
心に留めて、すぐに形にすることを
心がけているそうなのだ。
確かに、ここ最近、
新しい支援のアイテムや補助具が
すぐに形づくられるようになった。
利用者のみんながうれしそうにそれらを扱い、
自信をもって取り組めるようになったり、
得意そうにしているのをみていくうちに
また次の想像・創造をしていくエネルギーがもらえる。
「作ってよかった」
そういった良い循環に入っているのだろう。
だから「楽しい」のだと。
かさねてその職員は、
「私の目標なんです。あの人みたいになるって」
と、それに気づかせてくれた同僚にとっても感謝していた。
職員の間にも、良い循環が生まれている。
専門用語的に言うと
これが「エンパワメント」というやつだ。
私も楽しくなってきた。
川上