町内会は・・

昨夜、町内会の役員会があった。

淡々と議事が進み、早く終わりそうな雰囲気の中

年を取った年配の男性から質問があった。

「大雨の時、公民館から赤土が流れてきて困るという方がおられるが、

公民館から土が流れてくるということに対して、町内会はどのような対応を取るのか?」

という内容だった。

それに対して進行係は

「要望書が上がってきてないので、何もできない。」と。

さらに、その地区のほかの方からは、

「よその班の方が、自分の地区のことにとやかく言わないでほしい。

その土が流れてくることは知っている。」と。

それぞれ発言した方は自分がお世話になっていてよく知っている方たちだ。

それぞれに町内会のことに頑張ってこられている。みんないい方だ。


年配の男性は、感じのいい方でいつもみんなに声をかけている。

たぶん困っている人も、そんな方だからいったのかもしれない。

またその方は、困っている人がいるとわかっているのだから、

町内会に動いてほしい(困っている人がいるのなら助けてもらいたい)

という気持ちで話をしているように思えた。


進行の方は、諭すような言い方で、

「要望書を上げてほしい。そのあとに町内会が動くのか決めます。」と

さらに続けて「要望書を出すのは、困っている方でも、それを聞いた方でもいいです。」と

年配の方も納得したような顔ではなかったが、

困った方に次にどうしたらいいかを伝えることができると言っていた。

町内の中で困っていることはたくさんあると思う。

しかし、町内会にもルールがあり、それにそって動いている。

役員の方もさぼっているわけではない。地域のために動いてくれている。

子供とお年寄りに優しい町というスローガンを掲げているが広い町内だ。

目の届かないところをどうやって埋めていくかが課題になっている。

昨年は認知症の講習会を行った。

認知症の方への理解が多くの人に伝われば、声掛けもしやすい。

どのような町内にしていくかは一人ひとりの心がけのように感じる。

田崎