将来像

先日、奥さんの飼っている愛犬が一時帰郷しました。

滋賀県から愛犬を連れて帰ってからの奥さんは、いつもより笑顔が多い気がします。来月にはまた徳島県に行ってしまうので、手の届く距離にいる今が余計に愛おしいんだろうなぁと思います。


話は変わって、昨日の夕方に、利用者さんの支援について話し合いをしました(とはいえ二人だけですけど)。とある自立課題について、今後どのように取り扱うかです。

卒業するのか、継続するのか。

結局、結論は出ませんでしたが、二つほど確信できたことがあります。

一つは、利用者さんの将来像が明確になっていなければ支援の方向性が決められないということです。その利用者さんに、どんなことが出来るようになっていてほしいのか、しいてはどんな人生を送ってほしいのか、という未来予想図が描けていないとモノの見方が変わってきます。一方では落ち着いた時間を過ごすためのアイテム、他方では新たな能力を開花させるためにステップアップの必要がある、という具合です。

もう一つは、議論する場の必要性です。支援者間による支援の方向性に違和感が生じれば、当然ですが利用者さんは迷います。利用者さんの混乱を回避するためにも、支援の方向性は支援者間で統一する必要があります。統一するためには支援者それぞれの見解・考えを聴かなければならないと思います。「リーダーが決めて統一する」という方法もあるでしょうが、支援者の一人ひとりが思いを持って支援に取り組んでいる以上は、みんなで議論できる場所がある方が良いと思います。個人的にも正職・パートさん含めてディスカッションをやりたいですし、出来る場所を作りたいです。

そんなこんなで疑問も一つ出来ました。利用者さんは新たな能力を開花させることを、本当に望んでいるのかということです。自分の周りにも、上昇志向の強い人がいれば、現状に満足している人もいます。いくら潜在能力があっても、それを開花させるか否かは本人の自由であって、能力開花を求めることは支援者本位の支援になるのではないかと(強要はしないので一概には言えませんが)。このままでは迷宮入りは確定です。正解のない仕事の難しいところであり、面白いところでもあります。

ここらへんでしめたいと思います。寒波のおかげで明日の予定を練り直さないといけないので…

以上、迷える子羊の八壁でした。諸先輩方のアドバイスをお待ちいたしております。