道草

こんにちは!福田です!(^○^)

昨日、広島の尾道に行き

シネマ尾道というレトロな映画館で

「道草」という映画を観てきました。

この映画は、

障害のある方の自立生活を支援するNPOを取材し

一人暮らしをしている方たちの何気ない日常を

撮影し続けていました。

その中で、ある利用者さんのための

支援ミーティングでの会話が

特に印象に残っています。

「僕たちに利用者さんの行動を

制御する権利はありません。

側から見れば、僕たちの存在は

[監視役]に見えるでしょう。

しかし僕たちは、利用者さんの

自由を確保する担保として

側で見守るだけなんです。

何かあったら、本人にも僕たちにも

半分ずつ責任があり、一緒に

謝るだけです」

「介護」や「支援」って曖昧で

結局は利用者さんご本人と向き合う

一人の人間の考え方で采配が決まってしまう。

一言「これも支援ですから」と言ってしまえば

簡単に済まされてしまうようなこともあり

「これは大変なので」と言い訳すれば

済んでしまうこともある。

ある意味、人間性が試される仕事だと思います。

その中でどれだけ、目の前の利用者さんの

自由や意思を尊重できるか

権利を守り、その人の生活の役に立てるか

考えさせられた映画になりました。

監督さんの舞台挨拶もあり

「依頼してもらえれば、どこにでも

上映しに行きます。この映画を観て

何か自分も動き出したい!と

思ってもらえる人が1人でも

増えることを願っています」と。

松江でも上映してもらって

職種に関わらずどんな人にでも

観てもらいたい映画だと思いました。