倫理的消費という言葉を耳にした。
エコカー購入、省エネ住宅、風評被害地域の商品購入やフェアトレードで
輸入された商品など身近にある購入なども倫理的消費にあたるそうだ。
倫理的消費は3つに分類されていた。
・社会への配慮―障碍者のつくった製品、製品の製造、流通段階で児童労働
などの社会問題、環境問題を引き起こしていない商品など
・地域への配慮―地産地消、応援消費など
現在、人類は穀物栽培のために南アメリカほどの広さの土地と家畜放牧のため
にアフリカほどの広さの土地を利用しているそうだ。それは、地球の陸地全体の
約43%にもなるらしい。
世界の大多数の人たちは、深刻な貧困などの社会問題を抱え、地球自体も温暖化
など様々な環境問題を抱えているが、私たち日本の豊かな消費生活は、これらの
社会問題、環境問題と密接に関係していることが説明されていた。
私たち消費者は、単に自己の利益だけでなく、国境を越えた人たちのこと、時間を
超えた子孫たちのことを考えた商品選択が求められている。
私たちが、倫理的消費を心がけることで、環境、社会に配慮された商品が市場で競争力をもつこと
となり、それは、地球環境や社会を持続可能な方向に動かすことにつながっていくということが言わ
れていた。企業のみならず、私たちにも大きな社会的責任があるということを考える機会になった。
山本