静香ちゃんの言葉
前回紹介した「いのちはどう生まれ、育つのか」という本を読んだ。
その中の一編にダウン症の子供さんを育てた父さんの手記があります。
いろいろの葛藤を乗り越えての文章です。
紹介します。
小学校4年生のときから詩を勉強するようになってある日、
「お母さんのことが大好きだから生まれてきたんだよ」
と9歳の時に静香ちゃんがお母さんに話した言葉です。
確かに静香を育てることは不安もあり、根気もいりましたが、
その成長は喜びと感度の連続でした。小さいつぼみがゆっくりと
ひとつずつ花咲くように、生まれもった能力が一つずつ花開いていく様子に
静香の「生きる力」を感じました。
静香にはまだまだできないことがいっぱいあります。
でも不思議なことに今はそれを悲しいとは思いません。残念とも思いません。
「人はそれぞれちがっていて当たり前」なのですから。
どうでしょうか、
子育てを卒業した職員さん、子育て中の若い職員の皆さん
子育てを通じて同じ感情を持ちませんか・・・
そんな感情を持ちながら自分たちの仕事を考えてみませんか・・・
山田