何が変えていくのか・・・

朝も出勤すると直ぐにエプロンとマスクを着け

まだ作業が始まらないかと準備する。

昼休憩も昼食が終わると

作業場に直ぐ入りたくて時計の針を

たびたび覗きこんでいる・・・。


作業にはいると、1つ1つ丁寧に型抜きをする。

何度も数を確かめながら、残りの数を指差し示す。

肯くと安心してまた型抜きを繰り返す。

最後の一個の型を抜き終えると

輝くような笑顔で、終わったことを伝えてくる。

達成感と自信がみなぎっている。


何も変わったことをしている訳ではないが

利用者にあった工程を工夫すること

利用者のペースにあわせた作業準備

出来た時の喜びを共有すること

作業所時代から変わらない

利用者支援の視点のような気がする

我々は先生や研究者ではないのだから

変化ばかりを求めてはならない

毎日の活動の積み重ねを大切にすること

経験を広げることのような気がする


           山田