うれしい悲鳴をあげる

田崎さんが塩ラーメン大好きとか、なんでもかんでもポケットに入っていると言っていましたが、それは別のあの人だと思います。ほんとうはとんこつラーメン好きで、ポケットにはだいたい何も入れてない川上です。こんばんは。


さてさて。久しぶりに作業の現場に入ると、みんなの動きにまたまた変化がみられました。クッキーの作業開始前には、以前は職員が聞き取りしていた衛生チェックを自分たちでするようになっていました。


作業のそれぞれの補助具が充実し、作業開始前にはきちんと棚に準備してあります。大きな機械や、足りない物はいつもおなじ場所にあるので、自分たちで探してとりにいくことができます。


だいたい10~15分単位の作業で、袋にラベルを貼る→シリカゲルをいれる→クッキーを数えて袋にいれる→シーラーをする→袋をこよって洗濯ばさみで綴じる→ひもで結ぶ。

ひとつの作業が終わったことをみんなで確認し、作業のカードを終了ボックスへ。次の作業を示すカードを確認し物品を準備して移行します。クッキーの袋詰めが全部終わった時の達成をみんなでよろこびました。


作業の中で、みんなの手つきが良くなっていることや、ずっと座って作業ができるようになっていたり、互いに声をかけあって最後まで取り組む姿などなど。褒めたいことがたくさんありました。


利用者のみんなの成長には何が必要なのでしょう。

同じことを続けること?環境を整えて作業しやすいようにすること?

何よりひとりひとりの力を信じること?


どれがどれをどれくらいってわけではないかもしれないけど

うまくいかなかったことは改良し、少しずつ良くなってきたはずです。

この数年、現場の職員が入れ替わりながらも、努力して少しずつ前に進んでいることがわかります。そこに身を置いてきた利用者が輝いている瞬間に立ち会えることはこの仕事をして何よりうれしい瞬間です。


田崎さんに引き継ぎ、錦織圭の話題ですが、

松岡修造が錦織圭を「私にとって師匠である」と評価している番組を見ました。

私たちがやることは、いつも利用者が教えてくれます。

そういった姿勢を大切にしみんなが輝く瞬間を作っていくことこそ私たちがやるべきことなのだと思います。