あわせる

土曜日。

先月演奏会があってから、しばらくお休みが続いていたブラスの練習に出てきた

集まったのは4人。

何年も続けているが、ここのところみんな忙しく

集まる人数も限られている


それでも、担当している楽器のバランスがよくて

4人でもそれなりに曲になった

今回もほぼ初見の楽譜を吹きながら

私たちのバンドらしい曲かどうか確認する

部活動のように、こんつめるような厳しさはまったくない

そういうのは卒業したのだと思う



今日はドラムがいないから、拍をとってくれる人がいない

メドレー曲を練習していたら

途中で曲が変わりテンポが変わる時には感覚であわせる

ザン!ザン!ザン!ザン!とみんなで刻むフレーズもぴったりだ


4人がブレスだけで「ぴったり合う」

今日はなぜだかものすごく気持ちよかった


私の音はというと、もう全盛期をとうに過ぎ、

へたれの音になっている

運指も追いつかないことが多い


人にあわせるってことを楽器を通じて

学ばせてもらったなあと、練習を終えた余韻に浸りながら

帰宅した

やっぱり気の合う友人たちと

楽しいひと時をすごすことが

リフレッシュする時間と居場所になっている

ことにもあらためて気づかされた

川上