ふるさと

先日、演奏会に参加した。

とある町のホールが閉館になるらしく、

最後の記念にと、

地元の中学生と地元のブラス同好会が企画して

「サマーコンサート」を開催した。

その同好会にも所属する友人に誘われ、助っ人として私たちのバンドも演奏に参加した。

中学生たちによる、コンクール自由曲の発表

次に同好会に私たちも入っての演奏

そして最後は、みんなでの合同演奏・・・。


最後の演奏ではみんなで「ふるさと」を演奏した。

お客さんもうたっていた。

帰りにみんなで、お客さんを見送ると

「なんかね・・最後に涙がでてきちゃった・・ありがとね」

とおばあちゃん。

私は、このホールがどんな使い方をされ、町の人がどんな思いをもっているのかは、まったく知らない。

だけど、あの言葉と笑顔をみて、

すてきな町と人がいるんだなと感じた。


小さな図書館も併設しているこのホールは、

数年先には、バリアフリーになりもっと使いやすく

人が集まる場所になるらしい。


吹奏楽のひと夏がおわる頃。

中学生たちは、来年はもっとよい賞が

とれるようにと意気込みはじめていた。


音楽を通し、友人にも恵まれ、

私はいろんな経験をさせていただいた。

そんな彼らを微力ながら応援したい・・そんな気持ちが芽生えた。川上