やさしさ

もう5歳になった息子が驚くことをいったと母親から聞いた。

島根県は外国にとられるの?」


連日、竹島尖閣諸島の問題のニュースをどこかでみていて

そう思ったみたいだ。

大人の話をよくきいているのだ。


自分は5歳の頃、そんなこと何も考えたことはない。

というか、考えていたことさえおぼえていない。


でも、自分以上に、感受性が強いことを息子には感じる。



くったくの無い笑顔でわらう

ねえちゃんにいじめられ、むせび泣く

3つ下の妹にはりあって、けんかする

箸が上手につかえず、すぐに手でたべる

しかも食べ物を分解しながら食べる(私もそうだったらしい)


そういう彼は、

いつの日だったか「やさしいおとこのこになる」ともいった。


兄弟けんかはするものの、幼稚園にでれば、また違うらしい。

友達とは本当になかよくあそび、誘われることも多い。


彼のいう「やさしさ」とはなんだろう?

ひょっとしたら、すごいことを知ってるかもしれない。


男親として、対して何も教えてないけど、

自分なりに、いろんなことを吸収している姿がいとおしい。

息子の成長が毎日楽しみだ。


川上