気持ちのいい言葉かけ
来月、義妹が結婚する。
そのための礼服を週末に買いにいった。
近くの紳士服屋に足を運んだ。
店内は人気も少なく、こういう場所にくると緊張してしまう私にとっては、
とても買いやすい雰囲気だった。
「礼服はどこですか?」とたずねて、すぐに案内された。
なんのために買うのか簡単に説明すると、
すぐに把握してくれて、体のサイズを測り、私にみあうものを差し出してくれた。2着ほど試着して、すぐに購入を決めた。
接客さしてくれた店員さんは
やさしい言葉でポイントポイントを押さえた言葉を私にかけてくれた。
最近のデザインの傾向など説明をしながらも、今回は親族として式に出ることや、冠婚葬祭でこれから使用するであろうことが多くなるでしょうといいながら、試着するスーツを持ってきてくれた。
「お似合いですよ」
その店員さんから言われると、なんだか気持ちがよかった。
ここ数年で体重が増え、自分の身体にはなにかとネガティブになることが多い。そんなときに購入するのだから、買うこと自体も気がひけていたし、店にいくとなると情けない姿をさらけだすことにもなる。
そうした気持ちを察してくれていたかは分からないけど、接客をうけた際に、とっても気持ちよく試着し購入できた。
店員さんの言葉かけを思い返すと
「ああ、こういう風にいえば、相手は気持ちよくなるんだ」
と関心し、参考になる言い方などが多かった。
相手にとってどんな言葉をかけると気持ちがよいものか
と考えたときに、きっとポイントがある。
それは、相手のことをどう理解したり、推測してあげるかだと思った。
それにしても、試着で袖を通す時に思っていた以上に肩があがらず、
「あいたたたた」となったのにはまいった。
川上