被災地への支援

すでに利用者のみなさんにはご連絡がいっていると思います。

来週末から、こだま職員有志で東日本大震災被災地へボランティアにいくことになりました。

これまで「震災をうけて~こだまでできること」と題して月に一回職員ミーティングを重ねて来ました。

その中の現地支援を検討していたグループがいよいよ東北へ向かいます。

利用者およびご家族のみなさんにはご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。


行き先は岩手県大船渡市。ボランティア先は、

「さんさんの会」という民間団体です。(名前をクリックすると公式ブログにいきます)

行政や自衛隊からのおにぎりの支給だけでは栄養がかたよってしまう。だから、さんさんの会では地域のみなさんに「おかず」をつくって提供されています。震災のあった翌日から毎日続けられています。



私たちがここにいこうと決めたのは、彼らのもつミッションに純粋に賛同したからです。(ミッションをクリックするとさんさんの会フェイスブックにいきます)



民間の団体であるため、行政の支援を受けられていない状況で、


そしてスタッフのみなさんも被災者でありながら、


『すべての避難所がなくなり被災者の方々の自活が可能になるまで、わたしたちは「おかず」づくりを続けていきたい』

という復興への強い志しをもっておられます。



少しでも力になりたい。

支援のメッセージを見つけた時にそう感じました。




日程など調整のため、先週から、さんさんの会の担当の方とお話を重ねました。

最初は何からはなしてよいか、緊張して、うまくこちらのことをつたえられませんでした。失礼があってはいけないし。でもなんとかこちらの気持ちも伝えたい。



「被災地の報道なども少なくなり、ああもう支援は行き渡っているんだとおもわれがちだが、そうじゃない」

仮設住宅にいけば、支援がとどこおってしまう。そんな方へもおかずを毎日届けている」

「食品は消耗品、今は毎日500食くらい。すぐに底をつきてしまう」


遠く離れた地でぬるぬると過ごしていると気づけない温度差をものすごく恥ずかしいほど感じた分、担当者の気迫や思いがひしひしと伝わってきました。



そんな中でも、こちらへのスケジュールについてものすごく配慮をしてただき、日程についてアドバイスをいただきました。本当にありがとうございます。


あの日からすでに半年が経過しています。

現実を正しくみつめ、高い志しをもち続け、行動をおこす姿勢。

電話だけのやりとりであったこともないし、数日しか現地に行かれない私たちを気遣ってくれる言葉。

毎日めまぐるしい現場で奮闘されていることを想像すれば、

その方の本当のやさしさや「ひととなり」が見えてきました。



復興までの道のりはまだまだ続きます。

こだまの道のりもまだまだ続きます。

これからも何ができるかを考えて行動していきたいです。


川上