花火から学んだこと

今、渡部家では「中庭花火大会」が流行っています。

なんと、週4回のペースで花火を自宅の中庭でおこなっています。

義父が孫たちを喜ばせようと企画したのが始まりで、昨晩も開催しました。

丁度、出雲の甥も遊びに来ていたので

総勢8名での参加があり、いつも以上に盛り上がりました。


近年では子どたちの関心はゲームやカードに奪われ

「海」や「夏祭り」に誘っても

以前のように喜ばなくなりました。


僕の子どもの頃は、確かにファミコンやカード遊びもある事にはあったのですが

やはり、「海」や「夏祭り」に行くと聞けば

胸が躍り、前日から眠れなくなるほどの興奮を味わったものです。


しかし、花火は違いました。

中学生のお姉ちゃんまで楽しみな様子で

大好きなテレビドラマもそっちのけで

中庭花火大会に参加しています。


それを眺めている義父も義母も

たいへん幸せそうです。


キラキラと光り輝く花火を眺めていると

心が和んでいきます。

和んではいくのですが

なぜか、何となく不安も感じてしまいます。

めいいっぱいの幸せを感じる時だからこそ

反対に不安を感じてしまうのかもしれません。


でも、それが悪い事だとは思わない。

人間の自然な感情であり

また、そのような心のバランスの中、

日々を生きていかなければ

何かが起こったときに心の健全さは保たれないような気がします。


花火は綺麗です。華やかです。

その反面、一瞬で消えてしまう虚しさもあります。


世の中がそうならない為にも

自分が出来る事は何か

毎日、模索をしていこうと思います。       渡 部