ヘルパー冥利

 こだまのホームヘルプサービスは、これまで移動支援のサービスが中心だったが

ここにきて、居宅介護のサービスが多く入ってくるようになった。

支援費制度が始まった8年前、休みの日にヘルパーと一緒にお出かけをすることができる

サービスはお勧めのサービスだった。

休日、家でテレビや本を見て過ごすか、家族のお出かけについていくかしかなかったのに

ヘルパーと一緒に公園に行ったり、大好きな乗り物に乗ったりすることができる。

大好評だった。

一方で、入浴のサービスなどは家族ができるから大丈夫、といわれた。

家の中にヘルパーが入ることには抵抗があるのかなと話したものだ。

ところが、昨年あたりから居宅介護が大忙しになってきた。

「昨日はどんなおかずを作りましたか」とヘルパー同士で確認しあう。

入浴や食事作り、掃除に買い物と本当にその人の生活に密着した

内容のサービスを提供することになる。

そんなに気負ってやっているわけではないが、

少しでも快適に過ごしてもらえれば・・・と思いながら、

その日のサービスの目標を決めてサービスに入るようにしている。

ここのところは、台所をきれいにしておくこと、

時には鍋研きも・・・。

ちょっとの気遣いで、気持ち良く過ごせてもらえる・・・。

こだまのヘルパーさんは、良い人ですね、

と言ってもらえるのが一番うれしい。ヘルパー冥利に尽きる言葉だ!

最近何人かの方からこの言葉を聞いた。

嬉しかった。


                    山田