当事者意識とは?
その意識の大切さについては、こだまの先輩方からいつも聞かされています。
「僕が同じ状況だったら、どんな事を望むのかな?」
とよりリアルに考えてからサービスをするように心がけています。
そのつもりなのですが、どこまでその人の気持ちになれているのかは分かりません。
でも、わかろうとする努力は続けています。
そもそも当事者意識とは何なのか?
考えただけで本当に理解できるのか?
一人ひとり違うはずではないのか?
と、いろいろと考えてみました。
その答えはハッキリとはわかりませんでした。
できることは【自分だったらこうしてほしい。】という視点に立って
サービスを提供するということでしょうか?
僕の場合は、視力障害の人の介護をする場合なら
自分が視力のない場合の状況を想定し、サービスを提供します。
車イスを使用している人ならば
車イスに乗っている自分を想定して、サービスを提供します。
どの位置での介助なら威圧感を感じないのか?言葉かけは?
どのような言い方が良いのか?強弱は?内容は?
しかし、それだけでは足りない場合もあることに最近気づき始めました。
もしかしたら、聴覚過敏の症状があるかも?と予測し
その場合なら声かけは極力控えようとか
以前の当事者意識+α(その人の障害特性を考慮)で考えられるようになりました。
ただし、声掛けをしない場合でも、心では話しかけるようにしています。
食事の時なら、今から○○を食べますよ。おいしいですか?等
心で会話をするようにしています。
もっともっと本人のニーズを理解するためには
どうしたらいいのだろうと考えてみました。
すると、
同じ障害の状況で介護してもらっては?という答えに行き着きました。
・車イスに実際に乗ってみる
・目隠しをして過ごす
・おむつを履いてみる
等、自分が実践してみたら、より当事者意識に近づけるような気がします。
想像には限界があります。
だから、利用者と同じ状況で実際に介護を受けてみるのは
とっても良い経験になるのではないか?と考えつきました。
当事者意識について、もっともっと考えてみたいと思います。 渡 部