あの時
こんばんは。川上です。
もう15年なんですね。阪神淡路大震災から。
私は大学生でした。徳島に住んでいました。
当時の私といったら、学業に関してはまったくやる気のない学生だったと思います。
「スチューデント・アパシー」なんて言葉が流行ってまして、バイトに明け暮れる日々でした。
それをいいことに、自分も同じ時代の学生だから、そういうものなのだと思い、
やる気の無い自分に浸っていたのかもしれません。
地震が起きた直後のことは今でも覚えてます。
思いっきり昼夜逆転していましたね。その頃。
だから、早朝5:45くらいだったと思います。
ちょうど、眠たくなってきた頃だったと思います。
関西ローカルの朝のニュース番組の放映がスタートしてまもなくで、
「今日のラインナップ」を紹介している最中でした。
アシスタントっぽい女性アナウンサーがしゃべり始めた途端、
「キャッ!!」と。
「たった今地震が起こりました!」と男性のアナウンサー。
その後、なにか慌てる様子で、しゃべっていましたが、
その直後に自分の部屋が揺れはじめました。
今まで経験したことが無いくらい揺れたのと、自分ひとりだったので、
とても焦った記憶があります。
しばらくテレビは写らなくなり、他のチャンネルを見たりしながら
その地震の様子を確認しました。
神戸近辺だけが、地震のマグニチュードの表示がなく、その他の地域はびっしりと数字が表示されているのに、そこだけぽっかりと抜け落ちていたことがすごく気味悪くみえました。
またすぐに、大阪に住んでいる姉に連絡し、無事かどうか確認しました。
直後だったので、すぐにつながりましたが、その1時間後くらいはもう連絡も取りにくい状況だったと思います。
姉と島根にいる家族と連絡がとれたので、少し安心し、
その日の講義が午後だったこともあり、一旦睡眠をとりました。
起きてすぐにテレビをつけると、悲惨なまでの風景が映し出されていました。
当時の自分は何も考えていなかったわけではありませんが、
将来自分に何ができるのかを悩んでいた気がします。
とはいっても、ボランティアにいくなんて、少し頭をよぎったくらいで実行できる力なんてありませんでした。
あの時、今の自分だったら、何かもっと違ったことが出来ていたかもしれません。
震災のあった1月17日までのこの2日間。自分のふがいなさについて考えてみようと思います。