至福のとき・・・

 生活介護の作業活動として蔓の籠作りをはじめてから

蔓編みの楽しさを知り、休みの日のちょっとした時間を見つけては

家の近くの道路脇の山に入って蔓をとり、せっせと籠編みを楽しんでいた。


そのあいだ木工での小物作りも中止していたのだが、今年の冬の暖かで

そろそろ蔓取りが出来なくなってきたので、先週の日曜日に久しぶりに

木工をして楽しんだ。木工といっても難しいものに挑戦したのではなく

以前から作ってみたかった、みみ付きの板を使っての額縁作りだ。

実は、今もお風呂を木で沸かしておられる方の所から薪にする板をもらってきていたので

その板を使って挑戦した。材質は杉。表面に鉋をかけて、丸鋸で後ろの溝になる部分を切り取る。

それをボンドでつけて、マホガニーという木工オイルで塗装した。


塗装は自分がイメージしていた色と違ったので少しがっくりしたのだが

みみ付き板の額縁が作れたことで満足だった。朝から取りかかって

途中休憩をしながら一日かけて取り組んだ。板を並べてはまた並べ替え

少し持ち上げてはどんなふうになるか確認し・・・

こんな時間は至福のときだ。大好きなぷっちんプリンを食べているときのようだ。たのしい!

また作りたい、大きいのや小さいのや、栗や欅の板でも作ってみたい!


できあがった額縁に昨年11月に刷っていた版画を入れてみた。

今我が家の電話台の上に掛かっている。

                     にんまりしている山田