隠岐が舞台の本をみつけました。
先週の土曜日夕方のラジオを聞いていると、隠岐、古典相撲、水若栖神社と慣れ親しんだ単語が出てきます。
たぶん映画監督の方だったと思いますが、本の紹介をしているのです。最近読んだ本の中で感動した本と言う紹介でした。
自分はこの本を読んで3回泣きました、とも言ってました。
良く聞いて見ると2年前に行われた水若栖神社の屋根の葺き替えが終わりその奉納のために行われた
隠岐古典相撲を題材にした小説の事を話してました。確かに2年前に古典相撲が開かれたのです。
作者の方はきっと取材をされて書かれたんだろうなと想像がつきました。
どんな内容か、どんな事が書かれているのか早く読んで見たいと思い、仕事帰りに今井書店に行ってみると、
ありました。そんなにたくさんは積んでありませんでしたが数冊おいてありました。
後ろを開いて見ると今年の7月に出版されています。あまり話題にならなかったなーと思いつつ、
家に帰って読んでみると、昔なじんだ地名や名前、この人はどこの人だろう、と想像してしまいます。
そして、あげくの果ては10ページも進まない内にこみ上げてくるものが、
読み進むうちにそれはどんどんと増幅されてきました。
相撲を通しての人間模様とその場の臨場感を本当に感じさせてくれる本でした。
講談社から出版されている『渾身』と言う本です。
是非、みなさんにも読んでいただきたい本です。隠岐の人情を感じてください。
相撲が日本の国技になったのもきっとこうした人間模様がそれぞれにあったからだろうなー、と思わせてくれます。
この本、朝青竜にも是非読んで欲しい本です。
隠岐育ちの山田