空飛ぶ車いす

2021年も残り半月と少し。
私にとっては、公私ともに充実したまさに変化の一年でした。


今回の私のブログは、少しグローバルな支援について紹介したいと思います。


それは「空飛ぶ車いす」です。


日本では車いすが、年間5万台以上廃棄されています。
一方、アジアでは原則「自費購入」のため「車いす」が高くて買えない人々がいます。


私も東南アジアの国々で、そのような状況にある方々を本当にたくさん見てきました。

空飛ぶ車いすは、そのような人々に「車いす」をプレゼントするというボランティア活動です。

子供や親が長年使用していた「車いす」にはいろいろな思い出があり、使わなくなっても捨てがたく、どこかで誰かに役立ててもらいたいという気持ちがあると思います。

そんな想いのこもった「車いす」を日本の工業高校生が整備、再生して、「車いす」が不足して困っているアジア諸国の子供や高齢者に届ける「ボランティアリレー」

私も5年前にインドネシアのバリ島に行く際に輸送ボランティアとして参加させていただきました。


ボランティアの参加手段は、基本的に次の三つ。

□はがき1枚の国際ボランティア

修理、整備や海外旅行はできないが、工業高校生の活動に何か手助けしたいという方は、友人、職場、学校などで書き損じはがきや切手などの収集を呼びかけて空飛ぶ車いすボランティアに参加。はがきは切手に交換し、企業の協力などにより換金して「空飛ぶ車いす」の修理部品代や輸送費などに活用。

□修理、整備ボランティア
工業高校のみなさん、1年に1台でも車いすを修理、整備してアジアの子供達にプレゼントしませんか。車いすの修理や整備の仕方は、先輩校が「車いす修理、整備マニュアル」を作成しているので、工業高校のみなさんには簡単にできるようにしてあります。
アジアのどこかで車いすを待っている子供達のためにボランティア精神を発揮して是非チャレンジしてください

□輸送ボランティア
グループ旅行などでアジアを訪問する際に、手荷物として車いすを届ける。
出発空港に車いすを配送、出発当日受け取り、旅行先ホテルまで届ける。現地ボランティアが引き取り、利用者にお渡しする。


鳥取、島根の学校では、修理整備ボランティアとして、倉吉総合産業高校(2005)、米子工業高校(2005)、益田翔陽高校(2012)が参加しているそうです。


もうすぐ、クリスマスです。

目の前の身近な人の為に、私たちができることをするように、遠い誰かの為にも何か少しでもできることがあれば、是非してみては如何でしょうか?

きっと幸せな気分になれますよ。